晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む30歳男性の日記です。2018年11月からカナダ・トロントでワーホリ予定。

赤い砂の大地を目指して

9月16日の早朝、日本に帰ってまいりました。

これから暫くの間は、3泊6日(+機内2泊)のカンボジア滞在記をお送りします。

以前、「晩白柚東京譚」でフランス編やアメリカ編を書くにあたっては、旅行中肌身離さず持ち歩き、書き連ねていた“行動メモ”を参考にしていました。“行動メモ”は旅行における僕の一挙手一投足を記録していたため、それを参考にした日記もかなり事細かに行動を記載することとなりました。

しかし今回のカンボジア旅行では、そういったメモを一切取りませんでした。ゆえに、自分の記憶だけを頼りに執筆するしか他に方法がありません。ここ数年患っている病気のおかげで、記憶力が極端に悪くなっている僕は、帰国後4日にして早くも旅行1日目の出来事を忘れ始めているのですが、そこは(結果、多少のフィクションになろうとも)思いつくままにフィーリングで書いていきたいと思います。

 

2017年9月11日

さて、1日目は、熊本空港を20時に発ったところから始まります。熊本空港から中部国際空港、いわゆるセントレア全日空で行った後、タイ国際航空に乗り換えてバンコクへ。そこでトランジットしてシェリムアップへ向かう、というのが僕が7万円で買った格安航空券です。

セントレアには21時過ぎに着きました。僕は海外に行く前に、いつもゲン担ぎに空港で寿司を食べることにしています。しかし今はまもなく22時。当然、セントレアの寿司屋は暖簾を下ろしています。そもそも寿司なんか食べている場合ではなく、0時のバンコク行きに向けてさっさと外貨両替を行い、出国審査へ進まなければなりません。寿司を早々に諦め、両替レートに多少の不満を感じつつも、Travelexで33,600円を300ドルに替え、出国審査へ。

出国審査が終わると、搭乗開始までひとまずゆっくりと休憩できます。出発時刻まで1時間ほど、そして目の前のカフェには「ビールあります」の文字が踊ります。

「ああ、日本を発つ前に我が国のビールで喉を潤したい‥」

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我慢できずにビールをぐいっと一杯。

そうしている間に搭乗が始まります。

0時にタイ国際航空の航空機は飛び立ちました。この時間は普段なら布団の上でまどろんでいる頃です。間髪をいれずに眠気が僕を襲ってきました。予定では、バンコクへ向かう航空機の中では川端康成の「虹いくたび」を読んでいるはずでしたが、本に手を伸ばす気力が湧かず、早々にダウン。目が覚めた頃には、極めて早い朝食が出され始めていました。

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朦朧とした意識の中、機内食を貪ります。たしかこの時選んだのは「ぶりの照焼き」でした。日本人の乗客が多いのを見越してこのメニューなのでしょうか。なかなか良いところを突いてくる航空会社です。この「タイ国際航空」という航空会社は、2年前のフランス旅行の時以来、お世話になるのは2回目なのですが、その時も「安い割に痒いところに手が届く会社だなあ」と思った覚えがあります。タイといえば微笑みの国。CAが「サワディーカー」と微笑んでくれるのが嬉しいです。

さて、現地時間で4時過ぎ、バンコクスワンナプーム国際空港に着きました。日本とは2時間の時差があります。「Transfer Counter」という案内を頼りに先へ進みます。

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スワンナプーム国際空港は2006年に全面開港した、比較的新しい空港です。非常に清潔感があります。セントレアの開港が2005年ということですから、年の近い兄弟のようなものですね。

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7時半、シェムリアップ行きの航空機が離陸。搭乗時間は1時間足らずですが、ここでも軽食が出されます。温かいブリトー、ちょっとしたフルーツなど。たった1時間の間に配膳やら片付けやらしなければならないものですから、CAの方々がてんやわんやしていたのが印象的でした。

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1時間後、ついにシェムリアップ国際空港へ降り立ちました。あ、暑い‥ここがカンボジアか‥。熊本は湿気が多く、じめじめとした暑さですが、ここカンボジアは湿気云々ではなくただただ暑いの一言です。カンカン照りの太陽の光が皮膚に突き刺さります。

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入国審査はすんなりと終わりました。審査にあたっては、取得したビザを提示する必要があります。僕は事前にインターネットで「e-visa」を取得していました(取得の方法はこちらが詳しいです)。空港の出口を開けると、そこには―――観光客を出待ちする、大勢のドライバー達が待ち構えていたのでした‥。

 

続きは、次回。