晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む33歳の日記です。 2019年5月までトロントでワーホリをしていました。一人旅、カレー、キャンプなどについて書いています。

あれから一年半が経って

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もはやどなたがご覧になっているかわかりませんが、ごぶさたしております。晩白柚です。

最後にしたためた日記が昨年5月なので、約1年半ぶりに更新することになります。トロントでのワーホリについて書いていた記事でぶつりと止まっていて、結局ワーホリから帰ってきたのか、それからどのように身を振ったのか、なんら読者の皆さんにお伝えすることなく時が過ぎてしまいました。

結論から申し上げれば、最後に更新した昨年5月15日の時点で、晩白柚はすでにワーホリを終えて日本に帰国していました。一昨年11月に出発したので、わずか半年でワーホリに区切りをつけたことになります。

志半ばでというか、無念の胸中でというか、だいたいそのような心持ちで帰国したので、自分が情けなく、このブログ上で僕のワーホリを応援してくださった方々にも申し訳なく、長い間ブログを見返す気力がわきませんでした。対照的にワーホリを成功させているワーホリメーカーの方々の日記を目にすると、この上なく辛い気持ちにもなり、はてなブログを開くと頭が痛くなるという様相を呈しておりました。されどもようやく心の中に整理がついたので、更新を再開しようと思い立ったわけであります。正直に申し上げれば、この10月がドメインの更新月だったので、サーバーからの警告を前に慌ててブログの存在を思い出したというのが真相ですが‥。

これから数回にわたり、ワーホリ完結編として、昨年書かなかった以下の記事をお送りする予定です。

  • うつ病患者がワーホリに行くべきでない○つの理由
  • トロントでバイトがしたいあなたに贈るSmart Serve単語集
  • トロント屈指のブルワリー・スチームホイッスル見学記
  • etc etc....

 

なぜ志半ばにワーホリから帰国したのか?

一言で言えば「持病のうつ病をもってしては、ワーホリを送るうえでの諸問題に対処しきれなくなったから」です。

帰国する直前の段階で、バイトをクビになった、うつ病の薬を現地調達するのに莫大な金がかかる、そもそも英語が通じない、といった問題を抱えていて、本来なら粉骨砕身立ち向かうところですが、もはやその気力が1ミリもわいてこなかった、というのが原因です。これについては、僕と同じようなワーホリメーカーを出さないためにも、次の日記で詳しくお伝えする予定です。

 

1年半なにをしていたのか?

昨年5月に帰国したあと、今年の3月末までフリーターとしてふらふら働いていました。帰国した当初の頭の中では、「ワーホリから帰ってきたからには、就職の際に確実に『あなたは英語ができるんですよね』と問われるに違いない、そのためにTOEICで高得点を取らなければ」という考えが大部分を占めていました。働きながら英語を勉強するため、フリーターとして働くという選択肢を選びました。

しかしながら、結局、英語の勉強は止めました。英語に挫折してトロントから帰ってきた人間が、ビジネスで英語なんて使えるはずない、そんな職についてもトロントの時以上に辛い思いをするだけだ、という考えに至ったからです。そうして英語はまったく武器にしないうえで就職活動を行いました。

就職活動は思いのほか、いやあらかじめ予想はしていましたが、かなり困難を極めました。それはワーホリを半年で帰ってきたために、得られたことがうまく話せなかった‥ということ以上に、そもそも僕が元・公務員だったからです。元・公務員というのは再就職市場においては未経験者とまったく同じだと捉えられてしまいます。即戦力にならないという理由で悉く書類面接で落とされ、運良く書類は通ったとしても、ほぼ1次面接で落とされることが常でした。

たまたま熊本県内の某建築会社の社長さんの目に止まり、トントン拍子で話が進み、そこで営業マンとして働けるようになりました。それが今年の4月のことです。

しかしながらこの会社の組織風土が非常に悪く、半年も経たないうちに1人、また1人と同期が退職していきました。僕も社長から発せられる重圧に耐えきれず、8月半ばに辞表を提出し、今に至るという具合です。

 

今はなにをしているのか?

幸い、フリーターと建築会社の営業マン生活中に合計1年間の雇用保険に加入していたので、これから300日にわたって失業給付が受けれます。来年8月の試験に向け、社会保険労務士の資格を取ろうと検討中です。なんら資格や他に経験を持たない元・公務員は、就職活動においては無力だということを痛感しました。昨年は帰国してからなんの収穫もないままフリーター生活を続けてしまったので、これからの1年は確実に武器を手に入れたいと思っています。

 

長くなりましたが、また次回。