晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む33歳の日記です。 2019年5月までトロントでワーホリをしていました。一人旅、カレー、キャンプなどについて書いています。

トロントでシェアハウスを探す方法

晩白柚です。

11月半ばから今日まで2か月にわたり、Jane&Lawrenceの近くでホームステイしてきました。さらにもう1か月分の家賃を払っているので、2月なかばまでこの家にお世話になります。しかし2月になってすぐに新しい部屋が見つかるなんてことはありません。1か月以上前から部屋探しの勝負は始まっています。

今回、なんとか新しい部屋を契約することができたので、いい機会ですのでトロントにおける部屋探しのやり方についてまとめておこうと思います。

 

 

1.クラシファイドサイトで投稿をチェックする

まず、クラシファイドサイトでハウスオーナーの「部屋貸します」といった投稿をかたっぱしから見ていくという作業です。クラシファイドというのは、物を売ります・買いますとか、部屋を貸しますといった募集の投稿が掲載された媒体です。

トロントであれば、日本語の投稿が非常に多いe-Mapleか、あるいは英語の投稿が主のCraigslistを利用するかの二択になると思います。バンクーバーであればJPCANADAが日本語の投稿が活発ですが、トロントの投稿はかなり少ないです。

例えば2月1日から入居したいのであれば、1か月前の1月1日ぐらいから投稿をチェックするのが重要です。入居したい日の2週間前とか、時間が切迫してくると、その分入居できる物件が少なくなっていきます。

レントはおおむね1か月600ドル台が多い印象です。部屋の探し方を紹介しているサイトでは「レントは平均500~600ドル」と記載しているところが多いですが、実際500ドル台はかなり少なく、あるいは女性専用物件です。まれに390ドルとか、恐ろしく安いレントが見受けられますが、個人的にはやめたほうがいいと思います。トロントの物件には、ベッドバグ(南京虫)が発生したものが結構多く、格安の場所は、そういった地雷物件の可能性があります

Craigslistは使ったことない(すみません)のでe-Mapleの話をしますと、日本語ばかりチェックするのではなく、好き嫌いせずに英語オンリーの投稿も読んでみるのがよいと思います。英語オンリーの投稿はオーナーと英語でやり取りしなければいけませんが、そこまで難しいものではありません。英語オンリー投稿にも良い物件があります。

 

2.投稿者(オーナー)にテキストメッセージを送る

良さそうな物件が見つかったら、オーナーに部屋の見学のアポイントメントを取りましょう。

ここでの注意点は、オーナーの携帯電話にテキストメッセージ(電話番号を使ってメッセージを送ること。日本におけるSMS)を送るという点です。オーナーのEメールアドレスに送ったり、e-Mapleのメール機能を使って送っても、気づかれないことがあります。

僕がオーナーに送った例文はこのような感じです。

Hello.(こんにちは。)

My name is BANPEIYU. I'm staying in Toronto with working holiday visa and going to English school.

(僕の名前は晩白柚、ワーキングホリデービザでトロントに滞在しています。英語学校に通っています。)

I'm Japanese, male, 31 years old, single, non-smoking, and I have no pets.

(僕は日本人の男性で、31歳、独身、禁煙、そしてペットを飼っていません。)

I'm looking for the room which I can move into from Feb 3th.

(2月3日から入居できる部屋を探しています。)

I saw your posting e-maple and I would like to take a look at your house.

(あなたのe-Mapleの投稿を見ました。部屋を見学に行きたいと思っています。)

I'm available at the following dates and times:(次の時間が空いています)

Jan 8th 4-6 p.m.(1月8日 午後4時~6時)

Jan 9th 4-6 p.m.(1月9日 午後4時~6時)

Jan 10th 4-6 p.m.(1月10日 午後4時~6時)

I look forward to hearing from you soon.

(お返事お待ちしてます。)

Regards,
Banpeiyu(晩白柚)

3行目の「I'm Japanese, male, 31 years old, single, non-smoking, and I have no pets.」は、オーナーの投稿に「独身・禁煙・ペットなし求む」とあったので、それを受けて書いたものです。こういうオーナーの条件指定には、自分はどうなのかしっかり記載することが大事です。

「酒飲まない人求む」という投稿に「I drink a little.(少し嗜みます)」と書いて送ったら、返事が返ってこなかったこともあります。本当は結構飲むのに、だいぶ遠慮して「少し」と書いたのですが‥。きっぱりと「飲みません」と意思表示すべきだと思います。

 

3.部屋を見学する

見学のアポが取れたら、実際に部屋の見学です。見学の際、僕は以下の点をオーナーに聞きました。

What is the minimum length?(最低の入居期間はどれくらいですか?)

Can I have my own key?(自分の鍵はもらえますか?)

Can I use WI-FI?(WI-FIは使えますか?)

Does the rent include electricity, water, and internet?(家賃に電気代、水道代、インターネット代は含まれていますか?)

Do you have any special rules? For example, I should take a shower for only 5 minutes.(シャワーを5分で浴びなきゃならないとか、特別なルールはありますか?)

Are there a rice cooker, pans, and any cookware?(炊飯器やフライパン、調理器具はありますか?)

Where are the roommates from?(ルームメイトはどこの人ですか?)

How much is the deposit?(デポジットはいくらですか?)

とにかくわからないことはなんでも聞いて、疑問点を解消するのが大事だと思います。僕は部屋に入居するか即決できなかったので、また後日ご連絡します(I will call back later.)と言って見学は終わりました。

 

4.デポジットを払い、契約

入居することを決めたら、オーナーにその旨を伝え、契約です。僕は入居する家にふたたび呼ばれ、契約書にサインし、同時にデポジットを現金手渡しで支払いました。デポジットは敷金のようなもので、退去時に返ってくるようです。大抵の場合、レント1か月分と同額です。

デポジットと一緒にレント1か月分を支払う場合もあるようですが、僕の場合はレントは実際に部屋に入る時でよい、とのことでこの時は支払いませんでした。

注意点としては、契約書のコピーを必ずもらうということです。とかいいつつも、僕の場合、コピーではなく契約書の写メをもらいました。まあ、内容は確認できるのでよしとします。

家賃の支払い方法は、現金手渡しか、口座に振込みかといったパターンがあるようです。僕の場合、毎月1日にオーナーがシェアハウスにやってくるので、その時に現金で手渡しでした。この辺もオーナーによく確認したほうがよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。僕はe-Mapleを使いながらも、英語オンリーの投稿にアポを取り、基本的に日本語をまったく介さず契約までこぎ着けました。英語が全然できない僕でもできますので、誰でもできると思います。はたしていつもこの日記を読んでくださっている方の興味に沿うものだったかわかりませんが‥、なにかのお役にたてば幸いです。

次回は「晩白柚、ミートアップに参加する」をお届け予定です。