晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む33歳の日記です。 2019年5月までトロントでワーホリをしていました。一人旅、カレー、キャンプなどについて書いています。

One week have passed : トロントにやってきて1週間のレポート

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おはようございます。晩白柚です。

日本時間では、ちょうど今、夜の0時を回ったころだと思います。なのになして、おはようございます?そうです、以前から当ブログで「うまくいけば11月からカナダへワーホリに行く」とお伝えしてきましたが、晩白柚は11月17日にトロントへやって参りました!

トロントへ着いてから日記を書こう書こうとしていたのですが、とりあえず1週間生活してみてその感想をお伝えしようと、この1週間頑張ってきました。頑張ってきましたということは、生活はつらいの?って感じですが、そうなんです。生活は正直つらいです。もちろん、海外で生活できているということ自体が喜ばしいことではあるのですが、とはいっても、つらいものがあるのです。

今日はそこらへんを掘り下げながら書いていきたいと思います。

 

 

ホームステイとホストファミリーについて

11月17日からさっそくお世話になっているのが、トロント西部にお宅を構えているホストファミリーの家です。彼らはフィリピン系の移民の方々で、1階にお世話になっている70歳ぐらいのホストマザーとファザーが、ベースメント(地下)にその息子さん家族が住んでいます。

お二人はとても明るく、優しい方で、英語が苦手な僕にも極力わかるように英語を話してくれます。トロントに着いて2日目の日曜日には、TTC(トロント交通局)の定期券が生活に必須ということで、ホストファザーが一緒に買いに行ってくれました。

ただ、ホストマザーはともかく、ホストファザーはタガログ語?の訛りがめちゃくちゃ強く、彼の英語をなかなか理解できずにいます。「32(thirty two)」を「ターテートー」と発音したりするので、最初なにを言っているのかまったくわかりませんでした。

 

カナダの飯について

カナダの飯といってもホストマザーが作る料理しか食べたことがないのですけれど、日本人が好む味付けとは違うところが、難しいところです。

基本的に夕飯は米と何かしらおかず、という構成ですが、まず米に臭みがあり、あまり美味しくありません。日本の米がどれだけ美味いものだったか、思い知らされます。おかずになる肉料理も、どこか臭みを感じる味です。

朝はコーンフレーク、昼はホストマザーが持たせてくれたサンドイッチなどを食べています。何もしなくても勝手に飯が準備されるのは非常にありがたく、ものぐさな僕にとっては、これだけでもホームステイする価値はじゅうぶんにあると思っています。ホームステイは最初の1か月の予定ですが、語学学校に通ううちは期間を延長しようかなとも考えています。

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ちなみに外食は恐ろしく高いです。写真はトロントに来て2日目に入ったaromaという喫茶店で食べた、アボカドのサンドイッチとチャイですが、これだけでなんと17ドルもします。日本の倍ぐらいするのではないでしょうか。気軽に入れる店ではないですね。

 

トロントの寒さについて

これについては、本当に舐めていました。11月だというのに、気温はマイナス8度ほどまで下がり、雪が積もっています。外を友達と歩いていると凍てつくような寒さで、喋ることもままなりません。

トロントにはGUのピーコートと、ユニクロのウルトラライトダウンジャケットを持ってきていて、それらを重ね着して登校しているのですが、すでにこの組み合わせでも寒さをしのげていません。冬になったらマイナス20度近くになるそうで、今から死亡フラグが立っています。

 

語学学校について

「トロント生活はつらい」と書きましたが、なぜつらいのか、それがこれです。語学学校です。語学学校は本当に地獄です。

僕はダウンタウンから少し北へ行った「エグリントン」にある「UMC(Upper Madison College)」という語学学校に通っています。僕が選択している一般英語コースでは、英語の実力に応じてレベル1から12にクラス分けされます。レベル1から4がビギナー(初級)、5から7がロー・インターミディエイト(中級の下)、8から10がハイ・インターミディエイト(中級の上)、11から12がアドバンスド(上級)。

僕はリスニングとスピーキングがカス以下なので、ビギナーでじゅうぶんだと思っていましたが、なまじ文法と語彙ができたせいで、レベル7に入ることになりました。

ところがこのレベル7、クラスメイト全員が僕とは逆に「文法や語彙はだめだけど、よく聞き取れるし、スラスラ喋れる」人たちの集まりでした。僕以外の全員が先生の指示を理解し、活発に議論している一方で、僕だけが完全に取り残されています。

僕と一緒に今週からレベル7に入り、行動をともにしている日本人の女の子・Mちゃんでさえ、「先生の言っていること、7割はわかる」と言っています。肝心の僕は、先生の言うことを2、3割しか理解できず、ディスカッションの授業に至っては、言いたいことをまったく英語にできずに椅子の上で固まり続けるという体たらくです。

クラスの中でひとり遅れ、何も聞き取れず・喋れず恥をかき、今日の宿題が何なのかすらわからないので、毎日が本当につらく、語学学校に行く足がとても重いです。加えて、一緒に昼飯を食べ、放課後に図書館で一緒に勉強しているMちゃんは、来月から一般英語コースを離れるつもりだと言っているので、頼れる存在をなくしてしまったら僕はいったいどうすればいいんだろうと怯えています。レベル7に以前からいる、10つ以上歳の離れている日本人のS君は「最初は僕もまったく聞き取れませんでした。だんだん慣れてきますよ」とあたたかく励ましてくれましたが、不安でなりません。

うつ病が治っていない僕は、困難に打ち勝とうとする気力がまるでないのですが、トロントまで来て逃げてしまっては、かっこ悪いことこの上ありません。逃げるは恥だし役に立ちません。なんとかなると思って、とりあえずこのクラスで頑張ってみようと思っています。

 

酒とわたし

トロントは酒の規制が厳しく、たとえば屋外で酒を飲んではいけません。日本と違ってスーパーマーケットにも酒は売っておらず、リカーショップでのみ買うことができます。とはいえ、僕はホームステイの身。家で酒を飲むことははばかられるので、酒を飲みたいと思ったら、レストランやパブに行くことになります。

金曜日の授業が終わり、一週間の語学学校で疲れ果てた僕は、とにかくビールを欲していました。バサースト駅というエグリントンから少し離れたところまで地下鉄を乗り継いで、昼からやっているパブに入りました。

店員のお兄さんが言っていることはよく理解できませんでしたが、「とにかくビールをくれ!」と訴えて、18オンスのビールを3杯飲みました。

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1杯7ドルほど。1週間ぶりのビールで生き返る心地でした。となりにかわいい女の子が座ったら声を掛けようとたくらんでいたのですけど、ふたりの汚いおっさんだったので諦めました。これからも定期的にパブに通おうと思います。

 

だらだらと3000字も書いてしまいました。これからしばらくは語学学校と家を往復する日々が続くので、なかなか新しいトピックを書くのは難しいかもですが、暇を見つけておもしろいことにチャレンジして、日記で報告したいと思います。