晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む33歳の日記です。 2019年5月までトロントでワーホリをしていました。一人旅、カレー、キャンプなどについて書いています。

人生の岐路(3)~仕事を辞めました

この日記を読んでくださっている数少ない読者の皆さま、ご無沙汰しております。

前回の記事から2か月が経ってしまいました。そうしている間に体重はますます増えてしまい、これから待っているプータローライフ・無職生活の中で少しでも生活習慣を改善して、たるんだお腹を引っ込めようと思っております。さて、わたしこと晩白柚30歳は、6月29日をもって7年間勤めた職場を退職しました。

2月の日記以降何度か書いてきたように、これまで僕は今年秋~冬を目処にワーキングホリデーに旅立つかどうかで悩んできました。出発するにあたって、何よりもまず仕事をどうにかしなければなりませんでした。僕の仕事は、これまで何度か書いていますが国家公務員です。揺るぎなき安定感のある公務員を辞めることは、とてつもない未練、後ろ髪を引かれる思いを感じさせました。わざわざいばらの道に飛び込んでいくなんて、自分はバカなんじゃないかとさえ思いました。正直な気持ちを言えば、退職した今も「やってしまった‥」と感じている自分がいます。

しかしもうあとには引けません。

退職した日の夜、我が友・檸檬からLINEでメッセージをもらいました。「過去を嘆くのは無駄なことだ。」そうですよね。もう退職してしまったのだから、悔やんでも嘆いても仕方ありません。くよくよせずに前を向いて生きていきたいと思います。

 

さて、僕がワーキングホリデーへ出発するにあたって、いくつか解決しなければならない点があると以前の日記でもお伝えしました。

 

1点目:うつ病の問題

僕は東京時代の激務に起因して、2年以上うつ病を患っています。うつ病を患いながら1年以上も国外に出るなんて正気の沙汰じゃない、などと主治医の先生から詰られるかと思っていましたが、とても良い名案ではないかとお褒めの言葉をいただきました(これについては、医者ごとに賛否両論あると思われます)。以前、先生が担当したうつ病を患う女子大生が、カナダに留学したのち病が回復したという例があったそうです。

ただし、ワーホリ期間すべて(1年分)の薬を出発前に一度に処方することはできないらしく、そもそも薬が海外に持ち込めるのかも詳しく調べる必要があるとのこと。そこらへんはまだ調べていませんが、まあ、なんとかなるでしょう。

 

2点目:海外旅行保険の問題

1点目に関連しますが、この問題はかなり僕を悩ませました。ワーキングホリデーに旅立つ者は皆、海外旅行保険というものに加入します。場合によっては、海外旅行保険に加入していないと入国を拒否する国もあったりするらしく、ワーホリメーカーにとっては死活問題ともいえます。

さてこの海外旅行保険、多くの保険会社が、うつ病などの既往症がある場合、加入を拒否するのです。すでに退職が決まった後になってから「入れる海外旅行保険が見つからない」という状況に陥ったので、さすがに参りました。最終的にこの問題はクリアできたので、改めてまた記事にしたいと思います。

 

3点目:費用の問題

最大にしてもっとも切実な問題です。現在、11月中旬を目処に出発を予定していますが、資金が足りるかギリギリまでわからないという状況です。というのも、手持ちの雀の涙ほどの貯金と、退職金を合わせても、十分とされるワーホリ資金に届きません。7月から11月までは、僕がうつ病であることに起因して傷病手当がもらえることになっているので、そのお金をかき集めて、果たして足りるかどうか。

この問題、すべてのワーホリメーカーが直面する問題だと思うのですが、皆どうやって乗り切っているのでしょうか?

 

 

繰り返しになりますが、仕事を退職しました。たとえ資金難でワーホリに出発しなかったとしても、くよくよせずに前を向いて生きていきたいと思います。