晩白柚ルポルタージュ

熊本に住む32歳の日記です。 2019年5月までトロントでワーホリをしていました。一人旅、カレー、キャンプなどについて書いています。

2015年フランスの旅(6)モン・サン・ミッシェルとオムレツと下痢

晩白柚です。

6年前のフランス一人旅をあらためて紐解いていくこの企画。前回から2か月も間が空いてしまいました。もはや忘れてしまった方も多いと思うので復習しますと、

  • 旅は3日目、折り返し地点
  • モン・サン・ミッシェルへ向かう
  • 道中のバス内で日本人のおじさんにインスタントみそ汁をもらう

というのが前回の内容です。みそ汁をもらった、というのが本記事のオチの重要な伏線となっております。

 

今回はモン・サン・ミッシェルを散策します。多くの日本人観光客が訪れる此の地で、僕は何を目にするのでしょうか?

 

プラールおばさんのオムレツ

モン・サン・ミッシェルに来たわれわれが遂行すべきもっとも重要なミッションはいったい何でしょうか?そう、それはレストラン「La Mere Poulard(ラ・メール・プラール=プラールおばさん)」でオムレツを食べるということです。

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ラ・メール・プラールの看板

看板しか写真を撮っておらず、肝心の料理の写真はありません。すみません。どうもフランス旅行中はレストランに入ると緊張してしまって、写真を撮り忘れているようです。

僕が注文したのは、

  • オムレツ
  • 白ワイン
  • マカロン

の3点のムニュです。

良い意味でも悪い意味でも、ラ・メール・プラールのオムレツは有名です。いや、悪い意味‥しか思いつかないのですが、強いて良い意味を見出すとすれば、日本のオムレツとは似ても似つかぬほどお洒落なオムレツだということでしょうか。

悪い意味は二つあります。まず一つに、オムレツに拍子抜けするほど味がないということ。口に運んだ瞬間、ドリフのように椅子から転げ落ちそうになりました。冗談抜きでケチャップを日本から持ってきたほうがよいとさえ思えます。

そしてもう一つ。とにかく値段が高いということ。オムレツ、ワイン、マカロンというちょっと小腹を満たす程度の構成でなんと39ユーロもします。高すぎる。この際、味や値段には目をつぶり、モン・サン・ミッシェルに来たら体験すべきアトラクションに金を捨てたんだと割り切るのがよいでしょう。

 

修道院を散策

ラ・メール・プラールを出、モン・サン・ミッシェルの心臓部分である修道院を散策します。数百年前から幾度に渡り増改築が繰り返された建物で、ひんやりとした雰囲気が漂っています。

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修道院外観

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多くの観光客が訪れています

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修道院内部にお土産屋さんもあり、パリから親友に宛てて出すためのポストカードをここで買ったと記憶しています。

 

見苦しい日本人

18時を過ぎると、モン・サン・ミッシェル内は一気に人気がなくなります。みな日帰りで来ているか、泊まるにしても島の対岸に宿を取っている客がほとんどなのでしょう。夜遅くまでモン・サン・ミッシェルの中をうろうろできるのは、島の中に宿を取った者の特権なので、すこし優越感を覚えます。

19時になって、夕飯を食べにレストラン「Le Mouton Blanc(ル・ムートン・ブラン)」に入りました。

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Le Mouton Blanc

ここでも料理の写真を撮っていないのが悔やまれます。僕が注文したのはこちら。

Menu Traditional

  • 自家製フォアグラ
  • 子羊背肉のロースト
  • クレープのカルバドス酒フランベ

締めて34ユーロ。そして8.5ユーロの赤ワインをお願いしました。ちゃんとしたフランス料理のムニュを食べるのはこれが初めてです。さてお味はといえば‥、僕は次のようにメモしています。

子羊は脂身が多くて胃がきつい上、なかなかナイフで切ることができず、ひーこら言って食べた。フランベしたクレープは、見た目こそお洒落だが、味は特段美味いものではない。フォアグラは美味かった。しかしそれは、僕がフォアグラにアンキモ的な安心感を覚えたからかもしれない‥

 

ひとり、テーブルに座って黙々と食べていると、目の前のテーブルに座る6人の日本人家族に目が止まりました。祖父と祖母、子どもたちは食事が済んで早々にホテルへ戻っていきます。しかし父と母は席に残り、割と大きな声で口喧嘩を始めました。旅行中の父の態度が発端で言い合いになっているようです。

日本国内ならともかく、ここはフランスであって、言い合いをしている姿を周りのすべての方々が「これだから日本人は」という目で見ています。よっぽど忠告してやろうかと思いましたが、我々のせいでますます店の中が混乱してしまうのを想像して、踏みとどまりました。

同じ日本人としてこれほど恥ずかしいことはありません。日本人は日本国外にいる限り、日本人としての自覚と誇りを持って行動しなければならないと、ますます痛感させられる一幕でした。

 

夜のモン・サン・ミッシェル

日の入りの遅いフランスにおいても、21時を過ぎるとあたりは暗くなり、モン・サン・ミッシェルは静寂に包まれます。昼間は喧騒が支配する街路も、街頭に照らされた静けさがいっそう我が身をおとぎ話の国に来たかのように思わせます。

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腹を下す

夜の散策を終え、自分の部屋へ戻ってきました。時刻は23時。そろそろ寝ようかな、というタイミングで、突然襲ってくる腹痛。今日食べたオムレツか、はたまたフォアグラが原因なのか。

トイレで格闘すること数分、よろよろとベッドに倒れながら思いました。お腹の調子が悪すぎる、こういう時は温かいスープでも飲んでお腹を休めたい‥。はっとした僕は、バックパックからインスタントみそ汁(あさり)を取り出したのでした―。

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次回は市民税と戦いますが、長くなりましたので、また次回。

 

2015年9月23日

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